大好きなものたちの百物語

好きなものについて語るブログです

#000 たった一人の選手宣誓

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僕は書かなければならない人間である。もう決めてしまった。きっとそのうち神様のご神託があるであろう。それをして生計を立てるのである。最初はちょっとした記事でスポットで稼ぐのでもいい。大きな目標としては小説を出版する。なにか賞を取って、年に2、3の本を出し、雑誌に連載も持ちたい。POPEYEに連載を持っている村上春樹や橋本愛にすごく憧れている。

 

 

書くことは嫌いじゃない。でもかなりめんどくさい。ひどく内面を晒す行為である。クソみたいな薄っぺらい自分で書いたらしい文章を見て、自分のことが嫌いになるし、これを書いて何の意味があるのだと思ってしまう。憧れている人たちに到底追いつけない。隣の芝は青いというが、隣の文章もやっぱり青い。フォントの設定がおかしいわけではない。

 

それならもう開き直って自分の好きな文章を書きましょう。でも好きな文章ってなんだよ。書きたいことを書いていると自己内省に陥ってひどく暗い文章になってしまうし、(太宰治のようなユーモアのある暗さみたいなセンスが欲しい)自分のことが嫌いになってしまう。

 

なので、好きなものについて書こうと思う。好きなものなら本質的には自分と関係ないし、暗くなることはないはずである。読む人も書く人もハッピーな気持ちになりたい。これはそういう宣言の文章である。

 

ルールとしては、好きなものについて100個書く。テーマはなんでもいい。好きな本でもいいし、考えることといった行為でもいいし、目に見えないものでもいい。でもテーマがダブるのはやめたいと思う。たとえば一冊の本について書いたら別の記事でその作家について書かないといった感じで。作家について書くなら、同じ記事に全部書く。頻度としては毎日一つの記事を書くのが望ましい、程度にしておく。あんまり厳しくすると、更新が開いてしまった時に嫌になってやめてしまいそうだから。そして100個記事を書き終えたら、僕は旅に出る。それまでしばしお付き合いを。